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 まずは、ここまで読んでくださり本当にありがとうございます。
 勢いのみで始めてからいつの間にか一年半以上もの月日が流れてしまいました。途中更新が滞ってしまうこともありましたが、たくさんの温かいお言葉をいただいたりしながら何とかここまでくることができました。

 この話は、高三の夏休みに妙な勢いでワープロに書き出したのが始まりでした。どんな話にするかほとんど考えず、受験勉強もそっちのけで勢いに任せて書きたいことを書いていったもので、実は双子という設定も最初からあったわけではありません。
 進めていくうちに、ああこういう話だったんだなとどんどんと形が見えてきて、不思議な気持ちと一緒にとても楽しみながら書いた話です。
 ちなみにセンスのなさ丸出しのタイトルは、最初は(仮)がついていました。その期間が長すぎて愛着がわき、結局そのままでいくことに。

 この話は最初からハッピーエンドにするということだけは決めていました。ラストについても、宗太郎が出てきた時点である程度決めていました。これが本当にハッピーエンドなのか色々と迷うこともありましたが、やはりこの形以外はどうしても考えられません。

 以前から日記で言ったり、短い話をちょこっと上げたりしていたのですが、本編完結後もこの話は続けていくつもりです。まだまだ書き足りないので、本編ではできなかったあれこれなど色々やりたいなーと、野望だけはどこまでも。
 本当に拙い話ではありますが、これからもまたお付き合いいただければ幸いです。


 2005.07.17 雪平かなめ

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